色打掛とは?白無垢との違いと色打掛の特徴を解説
2026.10.25
色打掛とはどんな婚礼衣装?白無垢との違いや、赤・緑・青・黒・白地などの色による印象、試着で確認したいポイントまで、ウェディングドレス・和装・フォーマル衣装のセレクトサロンBRIDESがわかりやすく解説します。
色打掛とは?
色打掛は、日本の婚礼で花嫁が着用する代表的な和装のひとつです。
掛下などの上から羽織る「打掛」に、赤・緑・青・黒・白などの色彩と、鶴・鳳凰・松竹梅・花々などの文様が表現されています。
国立国会図書館でも、色打掛は「打ち掛けて」着る色付きの衣装として紹介され、歴史的にも婚礼衣装として用いられてきたことが確認できます。
現在の色打掛は色もデザインも幅広く、
「和装なら赤」
と決める必要はありません。
カラードレスを選ぶときと同じように、
どんな色を着たいか。
どんな雰囲気になりたいか。
実際に羽織ったとき、自分にどう見えるか。
を比べながら選ぶことができます。
Total Wedding Salon BRIDESが、色打掛の特徴と白無垢との違い、現在の花嫁様に合った色打掛の見方をご紹介します。

色打掛も白無垢も花嫁の婚礼和装
白無垢と色打掛は、どちらも結婚式で花嫁が着る格式ある婚礼和装です。
「白無垢は正式で、色打掛は少しカジュアル」
という意味ではありません。
現代の婚礼では、どちらも花嫁衣装として選ばれています。
大きな違いは、まず色彩と見た目の印象です。
◆白無垢と色打掛の違い
白無垢
打掛をはじめ、掛下や帯、小物まで白を基調にまとめる装いです。
白一色の中に、織りや刺繍による文様が表現されます。
実物を近くで見ると文様や生地の違いがありますが、着用した全身写真では細かな織り柄までは分かりにくいこともあります。

色打掛
色打掛には、
赤。
緑。
青・紺。
黒。
白地。
など、さまざまな色があります。
さらに色の濃淡や配色によっても、一着ずつ印象が違います。
白無垢に比べると色彩があるため、全身で見たときや写真でも一着ごとの違いが分かりやすい衣装です。

◆色打掛は「着たい色」から探して大丈夫
色打掛を選ぶとき、
「まず文様の意味を調べた方がいい?」
と思う必要はありません。
婚礼用の色打掛には、鶴・鳳凰・松竹梅など、婚礼にふさわしい吉祥文様が用いられてきました。国立国会図書館でも、歴史的な色打掛に吉祥模様が用いられ、特に松や鶴などが婚礼衣装に多く使われたことが紹介されています。
ですから実際の衣装選びでは、
「どの柄が一番縁起が良いか」
を比較する必要はありません。
まずは、
「赤を着てみたい」
「深いグリーンが気になる」
「青や紺の和装を着てみたい」
「黒地がかっこいい」
など、ご自身が気になる色から選んで大丈夫です。
カラードレスと同じように「似合う色」も実際に着て確認する
色打掛は全身を大きく包む衣装なので、色によって顔まわりの印象も変わります。
例えば、同じ赤系でも、
鮮やかな朱赤。
深みのある赤。
落ち着いた赤。
では、実際に羽織ったときの見え方が違います。
緑や青、黒なども同じです。
ハンガーに掛かっている状態で好きだった色が、実際に羽織るとイメージと違うこともあります。
反対に、
「自分では選ばなかった色なのに、着てみるとすごく好き」
となることもあります。
そのため色打掛も、カラードレスと同じようにいくつかの色を実際に試してみることをおすすめします。

赤の色打掛
赤は、婚礼和装で長く親しまれてきた色のひとつです。
鮮やかな朱赤。
深みのある赤。
少し落ち着いた赤。
同じ「赤」でも色味はさまざまです。
さらに、金・白・緑・青など、組み合わせる色によっても印象は大きく変わります。


緑の色打掛
緑の色打掛も、一着ずつ色味が異なります。
鮮やかな緑。
深い緑。
青みを感じる緑。
落ち着いた緑。
そこに金や赤、白などの文様が入ることで、華やかにも落ち着いた印象にもなります。


青・紺の色打掛
青や紺地の色打掛では、赤や緑とはまた違った雰囲気があります。
深い紺に金や白の文様を合わせることで、落ち着きの中に華やかさが生まれることもあります。
色だけでなく、文様の大きさや配置も一緒に見てみてください。


黒地の色打掛
黒を地色にした色打掛では、赤・金・白などの文様がはっきり見えることがあります。
黒という色から重い印象を想像するかもしれませんが、実際には文様や配色によって非常に華やかな一着になることもあります。


白地でも「色打掛」はある
「白い打掛なら白無垢では?」
と思うかもしれません。
しかし、白地の上に色鮮やかな文様が表現された色打掛もあります。
白無垢は白を基調として全体をまとめる装いですが、白地の色打掛では、多彩な色の文様がはっきり表現されます。
地色が白かどうかだけで、白無垢と色打掛を分けるわけではありません。


色打掛は写真でもデザインが伝わりやすい
白無垢は、実物を近くで見ると織りや文様に違いがありますが、写真では細かな違いが分かりにくい場合があります。
一方、色打掛は地色や文様の配色がはっきりしているため、写真でも一着ごとの違いが比較的伝わりやすい衣装です。
特に後ろ姿では、打掛全体の文様や構図が見えやすくなります。
試着時には正面だけでなく、後ろ姿も写真に残して比較すると分かりやすいでしょう。
色打掛は顔まわりも確認する
大きな柄が入った裾や背中に目がいきやすい色打掛ですが、試着では顔まわりも大切です。
肩や胸元に、
何色がくるのか。
どんな文様があるのか。
地色が顔の近くでどう見えるのか。
実際に羽織ることで分かります。
カタログやハンガーに掛けた状態だけではなく、ぜひ全身で確認してみてください。

◆文様は「選ぶ条件」ではなく、気に入った一着を知る楽しみに
色打掛には、
鶴。
鳳凰。
松竹梅。
扇。
御所車。
花車。
四季の花。
など、さまざまな文様があります。
京都国立博物館にも、鳳凰や鶴をはじめ多くの鳥を描いた婚礼用の打掛や、王朝文化を思わせる文様を取り入れた婚礼衣装が所蔵されています。
こうした文様の意味や由来を知ることは、婚礼和装を楽しむひとつの方法です。
ただし、
「この文様の方が縁起が良いから選ぶ」
ということではありません。
気に入った色打掛に、
「こんな文様が描かれているんだ」
「こんな意味があるんだ」
と知ることで、その一着をより深く楽しむ。
BRIDESでは、文様をそのように考えています。
鶴
長寿を象徴する吉祥文様として、婚礼衣装でも多く使われています。
色打掛では白無垢と違い、鶴そのものの色や周囲の色彩もデザインの一部になります。
白い鶴を大きく見せるもの。
金を使って華やかに表現するもの。
松や流水と組み合わせるもの。
同じ鶴でも一着ずつ構図が違います。

松竹梅
松・竹・梅を組み合わせた、代表的な吉祥文様です。
色打掛では、鶴などほかの文様と組み合わせて表現されることもあります。

御所車・花車
御所車は、平安時代の貴族が使用した牛車を意匠化したものです。
京都国立博物館にも、御簾・几帳・檜扇など王朝文化を思わせる文様を描いた婚礼用の打掛が所蔵されています。
一方、花車は花を載せた車を意匠化したもの。
似て見えることがありますが、同じ文様ではありません。

白無垢と色打掛、どちらを選べばいい?
どちらが優れているというものではありません。
白無垢には、白で統一された婚礼衣装ならではの美しさがあります。
色打掛には、色彩や文様、構図を楽しめる華やかさがあります。
両方が気になる場合は、実際にそれぞれを羽織ってみることをおすすめします。
「白無垢が似合うと思っていたけれど、色打掛が好きだった」
ということもあれば、その逆もあります。

◆BRIDESが色打掛選びで大切にしていること
Total Wedding Salon BRIDESでは、色打掛をご案内するとき、
「赤だから華やか」
「青だから落ち着いている」
という色だけの説明にしないことを大切にしています。
地色。
文様。
構図。
配色。
実際に着たときの顔まわり。
後ろ姿。
それらを合わせて一着を見ます。
そして、文様の意味を知ることも和装選びの楽しみのひとつです。
さまざまな衣装を見比べたうえで、
「私はこの色打掛を着たい」
と思える一着を選んでいただきたいと考えています。

色打掛に関するFAQ
Q. 色打掛とはどんな衣装ですか?
掛下などの上から羽織る打掛に、さまざまな色彩や文様を取り入れた花嫁の婚礼和装です。
赤・緑・青・紺・黒・白地など、幅広い色があります。
Q. 白無垢と色打掛の違いは?
白無垢は白を基調に全身をまとめる婚礼衣装です。
色打掛は、さまざまな色彩を取り入れた婚礼衣装で、一着ごとの違いが写真でも比較的分かりやすいのが特徴です。
Q. 色打掛と白無垢ではどちらが格上ですか?
現代の婚礼では、どちらも花嫁の格式ある婚礼和装として選ばれています。
単純に上下で考える必要はありません。
Q. 色打掛は赤を選ぶものですか?
いいえ。
赤だけでなく、緑・青・紺・黒・白地などさまざまな色があります。
ご自身が着てみたい色から選んで大丈夫です。
Q. 文様の意味を基準に選んだ方がいいですか?
婚礼用の色打掛には、婚礼にふさわしい吉祥文様が用いられています。
そのため、文様の縁起の良し悪しを比較して選ぶ必要はありません。
気に入った一着にどんな文様が描かれているのか、意味や由来を知る楽しみとして考えてみてください。
Q. 自分に似合う色が分かりません
最初から決める必要はありません。
気になる色に加えて、普段は選ばない色も何着か羽織って比較してみることをおすすめします。
まとめ|色打掛は「着たい色・なりたいイメージ」から選んでいい
色打掛には、
赤。
緑。
青・紺。
黒。
白地。
など、さまざまな色があります。
そして同じ赤でも、鮮やかな朱赤なのか、深みのある赤なのかによって印象は変わります。
華やかに見せたい。
落ち着いた雰囲気が好き。
大人っぽく着たい。
少し個性的な色に挑戦したい。
色打掛もカラードレスと同じように、自分が着たい色や、なりたいイメージから選んで大丈夫です。
実際に羽織ってみると、
「この色が似合うと思っていたけれど、別の色の方が好きだった」
「自分では選ばなかった色が意外と似合った」
ということもあります。
婚礼用の色打掛や白無垢には、鶴・鳳凰・松竹梅・花々など、婚礼にふさわしい吉祥文様が用いられています。
そのため、
「縁起の良い文様を選ばなければ」
と考える必要はありません。
文様の意味や由来を知ることは、気に入った一着をさらに深く知る楽しみのひとつです。
まず大切にしてほしいのは、
「この色が好き」
「この雰囲気で着たい」
「この色打掛を着た自分が好き」
と思えること。
Total Wedding Salon BRIDESでは、色だけで決めつけず、実際に何着か羽織りながら、顔まわりや全身のバランスも確認していきます。
似合うことも大切。
そして、それ以上にご本人が
「私はこれを着たい」
と思えることも大切にしながら、婚礼和装をご案内しています。